要望】 米国との格差(アクセスラグ)を解消し、膵臓がんの既承認薬が使用できるよう、診断時に「がん遺伝子パネル検査」が受けられる体制の実現を強く要望します。

 

■要望の背景

・診断時のがん遺伝子パネル検査について

米国では膵臓がん患者は、診断時にがん遺伝子パネル検査を受け、検出されたがん遺伝子変異にマッチした治療を受けることができますそのようなゲノム医療は、標準治療を受けた場合と比較して治療効果(奏効率)がとても優れていて(HR=0.34、しかも費用対効果も高い(ICER=$37,365/QALY5 ことがわかりました。そのような背景から(標準治療よりも治療効果が優れていて、しかも費用対効果の高い)ゲノム医療を推進するために米国の膵臓がん診療ガイドラインである、NCCNガイドライン7が2018年に改訂され、それ以降、米国の膵臓がん患者全員に診断時に生殖細胞系遺伝子検査(Germline Test)、また手術が不適応な進行性膵臓がん患者には「がん遺伝子パネル検査」(Somatic Test)が推奨されました。それにより、膵臓がん患者の約26.2%にアクショナブルな遺伝子変異がみつかり、遺伝子変異に対応するさまざまな薬剤が膵臓がんのゲノム医療では使われています1。 

日本でも、膵臓がんのゲノム医療で承認されている薬剤は米国同様に増えてきていますが、問題は、診断時に「がん遺伝子パネル検査」が受けられないためにそれらの新しく承認された薬剤が治療の選択肢として考慮されないという「アクセスラグ問題」が膵臓がん患者の前にたちはだかっていることです。これを解決しないことには米国の膵臓がん患者のようにゲノム医療が、日本の膵臓がん患者に届くことは難しい状況です。

 

 

 

KYT Matched therapy

図:全生存期間(OS)ー がん遺伝子変異にマッチした治療を受けた患者群と標準治療を受けた患者群の比較 

 

 

「アクセスラグ問題」のため、進行性膵臓がん患者は、標準治療が終了してからパネル検査を受けるとなっているため、通常の抗がん剤で体力を消耗し、標準治療に耐性ができ、余命わずかな状態では、一番有効なゲノム医療の可能性も閉ざされてしまいます。また、「がん遺伝子パネル検査」が受けられても、その結果がもどるまで2か月も待たなければなりません。その間に症状が進行すれば、検査結果が受け取れず、ゲノム医療も受けられません。実際、ゲノム中核病院において遺伝子変異にマッチした治療が受けられた患者は僅か3.7%(0-7.7%)ということも報告もあります。

そこでパンキャンジャパンでは厚生労働省にこの問題の解決を求める要望書を提出します。ゲノム医療は、膵臓がん患者の唯一の希望です。標準治療と比較して奏効率が高く、費用対効果も高い最新のゲノム治療が受けられるよう、保険償還制限を見直し、進行膵臓がん患者に診断時の「がん遺伝子パネル検査」を強く要望いたします。

 

この要望書にご賛同頂ける方は、ぜひ下記から署名をしてください。

 

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■署名のお願い

ご家族、親族、会社同僚、友人など、広く署名活動への協力を呼び掛けてくださいますよう、お願い致します。署名方法は、ネット署名、または 手書きのどちらでも結構です。

 

■方法1:ネット署名する場合(2021年度版)

→ネット署名はこちらからお一人ずつ氏名、住所を入力するだけで結構です。)署名リスト1

各署名リストは最大500名様までご登録できます。署名リストが500名に達しましたら、それ以上、お名前は書き込むことができませんので、次のリスト、署名リスト2にご記入ください。

ネット署名はこちらからお一人ずつ氏名、住所を入力するだけで結構です。)署名リスト2

 

■方法2:手書きで署名する場合

pdf署名用紙をここからダウンロードしてください

※署名用紙の締切日には関係なく、届いた署名はすべて集計し、提出のために綴らさせていただいております。

 

NAD P2 button1 NAD p2button2

ボタンをクリックすると、Webの署名フォームに

移動します

           

署名用紙をダウンロードの上、お使いください。

送付が必要です 送料等はご負担ください

 

 

<記入方法の留意点> 

住所は都道府県から番地までお1人ずつ記入して下さい。

“同上” ならびに “〃” という表記を使用しないでください。

使用されますと、その署名が無効になる場合がございます。

ご家族にかわって代筆されても結構です。ボールペン、サインペンなどで署名して下さい。

署名する人には年齢制限はありませんが、日本在住の方に限ります。

 

 

<署名者のプライバシー保護> 

ご記入いただきました情報は、厚生労働省へドラッグラグ解消に関する要望書提出の際に

一緒に提出させていただきます。オンライン署名は、印刷の上、他の署名用紙と一緒にバインドし、

提出させていただきます。それ以外で使用されることはありませんのでご安心ください。

 

       

 <署名用紙の送付先>    

郵送:  〒102-0071 東京都千代田区富士見1-12-1 QDANビル5階

     NPO法人パンキャンジャパン

     恐れ入りますが、署名用紙の送料はご負担お願いいたします。

メール 署名済用紙をPDF化しメール添付の上送付ください。 

              EMAIL先は このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。  

署名に関するお問い合わせ

NPO法人パンキャンジャパン 事務局

電話:03-3221-1421     E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

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