『 パンキャンTV(PanCAN TV) 膵臓がんMeet The Expert シリーズ 膵がん治療の最前線』
国立がん研究センター東病院の先生方による「膵臓がんMeet The Expertシリーズ」は、患者さんとご家族が知っておくと得する『膵臓がんの医療知識』をまとめた基礎講座です。全部で6つの講座から構成されています。下記のサムネイルをクリックしますと視聴することができます。
【化学療法】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―早期発見からゲノム医療までー「化学療法」についてとなります。国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科の池田先生より、ご講演いただきます。抗がん剤を用いた化学療法は、新しいお薬の開発が進み、最近では多くの抗がん剤から選択できる様になりました。1次治療としてどのような抗がん剤を選択したら良いのか、また、2次治療の抗がん剤についても詳しく解説しています。また、2年前にスタートしたゲノム医療ですが、その進歩も目覚ましく、がん遺伝子パネル検査の結果からがん遺伝子変異にマッチした、良く効くお薬を選択して治療をする新しい治療の形も始まっています。この点についても最新状況を解説されています。多くの膵がん患者さんが使われる化学療法について、是非ご視聴ください。
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【外科療法】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「外科療法」についてとなります。国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科の後藤田先生より、ご講演いただきます。以前は手術適応となり患者さんは全体の2割でしたが、最近は、局所進行膵臓がんの患者さんのみならず転移性膵がんの患者さんでも強力な膵臓がんの多剤併用療法(一次治療)を受けることで手術が適応可能となるケースがでてきました。外科療法の治療成績は、新しい抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法が導入され、(術前化学療法、術前化学放射線療法、さらに術後の補助化学療法により)大きく改善されてきています。また、膵臓がんに内視鏡手術やロボット支援下手術が保険償還されたことにより、一定の条件のもとで行われるようになってきました。多くの膵がん患者さんが使われるようになってきた外科治療のやさしい解説について、是非ご視聴ください。
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【患者さんを支える情報と制度】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「患者さんを支える情報と制度」についてとなります。国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター/がん相談支援センターの医療ソーシャルワーカーの坂本先生に登壇いただきます。膵臓がんの患者さんやそのご家族にとり、チーム医療を活用することが予後を改善するためには重要な要素となります。しかし、残念なことに、通常のがん医療では、なかなかチーム医療について、診断時に手ほどきを受ける機会がありません。チーム医療では一番進んでいる施設のひとつである国立がん研究センター東病院において、患者さんがより良い治療、トータルケアを受けることが出来るようサポートしてきた坂本先生が、サポートを手厚く行う仕組みや制度、最新の情報や入手の仕方などをわかりやすく解説してくださります。それでは坂本先生の講座をご視聴ください。
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【病気との上手な付き合い方】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「病気との上手な付き合い方」となります。国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師の小林先生より、知っていると得する病気との上手な付き合い方についてご講演いただきます。病気と向き合うために患者さんご本人がどのように治療や生活に気をつけて行けば良いか、どのような気持ちでいることが良いのか、また、患者さんが副作用や特に痛みと上手に付き合う方法、さらに患者さんだけでなく、患者さんのQ O L(生活の質)向上について、さらに患者さんを支えるご家族のためのヒントなど、わかりやすく解説してくださります。小林先生の講座をご視聴ください。
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【がんと食事】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「がんと食事」となります。国立がん研究センター東病院 栄養管理室長の千歳先生より、お話を聞きます。抗がん剤治療もさることながら普段の生活に欠かせないのが食事です。膵がんの患者さんが治療を行いながら、どのような食事をしながら栄養管理を行なってけば体重減少に苦しむことなく治療を続けることができるのか、疑問や不安もあることと思います。毎日の事ですので最善な食事は何かとわからないことがたくさんあると思います。ご家族とともに、普段の生活においての栄養管理の注意点や具体的な食事のメニューなどについて詳しく解説して下さります。また、“食べる”心構えや副作用など体調が悪い時の食事についてなどもわかりやすく説明して下さりますので、患者さんの現在の状況と照らし合わせてご覧いただき、良いヒントが得られればと思います。それでは千歳先生の講座をご視聴ください。
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【膵がんと遺伝】
講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「膵がんと遺伝」となります。国立がん研究センター東病院 遺伝子診療部門 認定遺伝カウンセラーの平岡先生よりお話いただきます。遺伝によって発症する遺伝性腫瘍、近親者に罹患歴がある場合の家族性膵がん、近年大いに進化し期待が持たれるがんゲノム医療と遺伝疾患について、さらに、偶然、遺伝性の遺伝子変異が発見された時どのように考え、家族についての対応はどう進めていけば良いかなどについても説明します。また、詳しくアドバイスして下さる遺伝カウンセラーとのアポはどうしたらよいのか、遺伝カウンセリングはいつ受けたらよいのかなど、わかりやすく解説します。それでは平岡先生の講義を是非ご視聴ください。
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