海外ニュース:新しい研究が熱い腫瘍と冷たい腫瘍に光を当てる
海外ニュース:新しい研究が熱い腫瘍と冷たい腫瘍に光を当てる
New Research Sheds Light on Hot and Cold Tumors
2018年8月24日
著者 Ben Stanger、M.D. Ph.D.、ペンシルバニア大学ペレルマン医学部
過去数年間の癌治療における最大の話題は免疫療法です。例えば、黒色腫や肺がんのような固形腫瘍を持つ患者さんの中には、延命しただけでなく、治癒したケースもあります。何年もの間、これらの腫瘍は高レベルのT細胞(侵入者に対する体の自然な防御)を持っているので免疫療法によりよく反応するという一般的なコンセンサスがありました。研究者らはこれらの腫瘍を「ホット(HOT)」と名付けました。残念なことに、膵臓癌は免疫療法の努力に対してうまく反応しませんでした。そして、その理由の1つは、これらの腫瘍が「コールド(COLD」」であることが多く、T細胞が少ないことを意味しています。しかし、研究者たちはこれが事実であるかどうかを解明しようとしています。腫瘍に含まれるT細胞のレベルが、実際に免疫療法が機能する可能性があるかどうかを示す唯一の理由か、それとももっと何か他のことがそこで起こっているのでしょうか?












