KanjyaShiminIryoushaTunaguPDACGuideline

『[新刊のご案内] 「患者・市民・医療者をつなぐ 膵がん診療ガイドライン2019の解説」が刊行されました』


「膵癌(すいがん)診療ガイドライン」をご存じでしょうか。「がん診療ガイドライン」は2つの種類があり、1つは、日本国内の医療者向けに作成された、がん診療に関するガイドラインをまとめたもの。もう1つは、患者向けの「患者向け診療ガイドライン」になります。今回ご紹介する「患者・市民・医療者をつなぐ 膵がん診療ガイドライン2019の解説」は後者にあたり、膵癌診療ガイドラインを改訂した委員会の専門医が、患者さん向けにわかりやすく、また役立つ情報について解説されています。


医師向けの膵癌診療ガイドラインは昨年刊行されましたが、本書はその内容を患者さんが理解しやすい内容にするために1年後の2020年の7月末によ刊行されました。治療に向かい合う際に、信頼できる情報の1つとして参考にご利用されるとよいかと思います(病気の状況は患者さんによってまちまちのため、必ず主治医の先生に確認しながら治療に進まれることをお勧めいたします)。パンキャンジャパンの支部・本部のメンバーも監修の一員として参加させていただきました。


●医師向けの「膵癌診療ガイドライン2019」について
「膵癌診療ガイドライン2019」は、昨年刊行されましたが、前回から3年ぶりに改訂され、今回はその構成が大きく変わりました。新たに設けた「総論」では、知識や技術が広く現場に浸透し、内容について十分な同意がされている事項(Background Question)が解説されています。一方、まだ議論の余地が残る臨床的に重要な事項をクリニカルクエスチョン(CQ)として「各論」で解説し、その推奨度を掲示しています。今後の課題や将来の研究対象とされる事項(Future Research Question)を「明日への提言」や「コラム」として掲示しています。
*ご興味がある方は以下をご参照ください。
*記事のシェア等で告知にご協力いただけますと幸いです。

■「患者・市民・医療者をつなぐ 膵がん診療ガイドライン2019の解説」新刊 2020年7月25日刊行
金原出版 定価2200円(税別)日本膵臓学会 膵癌診療ガイドライン改訂委員会 編集

●詳細はこちらへ 【金原出版】
https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307204163
*上記HPでは、本の立ち読みができます。


 立ち読みしたい方はこちらへ
https://www.kanehara-shuppan.co.jp/_data/ebooks/20416T/HTML5/

 

●目次詳細
〈総論〉
Q1 膵臓はどこにあるのでしょうか? どんな働きをしているのでしょうか?
Q2 膵がんとはどのような病気なのでしょうか? 教えてください。
Q3 膵がんにはどのような人がなりやすいのでしょうか?
Q4 膵がんはどのようにして発見されるのですか?
Q5 膵がんの症状について教えてください。
Q6 手術はどのような膵がんに行われるのでしょうか? 治療の目的は何ですか?
Q7 臨床試験とは何ですか?
Q8 放射線療法はどのような膵がんに行われるのでしょうか? 治療の目的は何ですか?
Q9 化学療法はどのような膵がんに行われるのでしょうか? 治療の目的は何ですか?
Q10 ステント療法とは何ですか? 治療の目的は何ですか?
Q11 支持・緩和療法とは何ですか? 治療の目的は何ですか?
Q12 家族性膵がんとは何ですか?
Q13 患者会はどのような活動をしているのですか?

*以降、「診断法」「切除可能境界膵がん」「遠隔転移を有する膵がん」「支持・緩和療法」等についての項目内容、詳細ついては以下へ。
https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307204163

*************
■さらなる情報


●医療者向け「膵癌診療ガイドライン 2019年版」(最新版)
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0037/G0001105
*最新版の掲載は、今回初めてで、ガイドライン委員長の国がん中央病院の奥坂拓志先生をはじめとする専門医のご尽力で公開が実現しました。

●上記、ガイドラインに関する
「膵癌診療ガイドライン2019年版詳細資料」
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0037/G0001107

●「がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2017年版 」
 日本緩和医療学会
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0100/G0001017

*************
■「膵癌診療ガイドライン」に関する9月のイベント(予定)
Webセミナー「膵がん診療ガイドライン2019の解説」


〔内容〕
奥坂拓志先生をはじめとする、日本膵臓学会の膵癌診療ガイドライン改訂委員会のグループ長が、今回の改訂の重要点についてWebセミナーでご講演くださいます。9月上旬を予定しておりますので、決まり次第追ってご案内いたします。(定員100名予定)

 

 

topmessagedonation001

SliderNAD

膵臓がん National Advocacy Day

膵臓がんになった多くの方が、今、真摯に自分の治療に向き合っています。

 生存率を向上させ、治る病気にするためには、 

  あきらめず、これに力を与え、  

希望をつくり、良いアウトカムをもたらすことが必要です

治るがんにしていくために、多くの力が必要です。多くの関係者が生存率向上に立ち向かっています

今、あなたの力が必要です

膵臓がんをあきらめないために

あなたもこのアドボカシー活動に加わってください

previous arrow
next arrow
Slider