Survivor story Chris Joseph

サバイバーストーリー:毎日感謝の気持ちをもつ(ステージIII)


膵臓がん患者のクリス・ジョセフ

著者 クリス・ジョセフ

2020年11月16日

 

•腹部の不快感はステージIIIの膵臓がんの診断につながります
•最初の化学療法が失敗した
•新しい腫瘍内科医による遺伝子検査は、マイクロサテライト不安定性(MSI-Hign)を示しました
•キイトルーダ(一般名ペンブロリズマブ)による治療

私は4年間のステージIIIの膵臓がんサバイバーです。
言い換えさせてください。私は生き残っているだけでなく、生き生きと生活しています。

Survivor story Chris Joseph

サバイバーストーリー:毎日感謝の気持ちをもつ(ステージIII)


膵臓がん患者のクリス・ジョセフ

著者 クリス・ジョセフ

2020年11月16日

 

•腹部の不快感はステージIIIの膵臓がんの診断につながります
•最初の化学療法が失敗した
•新しい腫瘍内科医による遺伝子検査は、マイクロサテライト不安定性(MSI-Hign)を示しました
•キイトルーダ(一般名ペンブロリズマブ)による治療

私は4年間のステージIIIの膵臓がんサバイバーです。
言い換えさせてください。私は生き残っているだけでなく、生き生きと生活しています。

 

私は63歳の男性で、フルタイムで働いており、2人の10代の少年を育てており、長年のガールフレンドにとって最高のボーイフレンドになろうとしています。

私はコロナパンデミックの間に5回の旅行をしました(常に責任あるソーシャルディスタンスを守り、人々が周りにいるときはマスクを着用しています)。毎日少なくとも2時間運動して体を動かします(ピラティス、ヨガ、ウォーキング、ハイキング、水泳、エアロバイクに乗るなど )。そして私は数十年間で最高の体調にあるように感じます。私は毎日瞑想をしています。私は正しい食事を摂ろうとしていますし(完全ではありませんが)、食事を補うためにいくつかのビタミンと酵素を摂取しています。

そして過去数ヶ月にわたって私の癌の体験についての本(「人生は乗り物である」と題する)を書き、最近出版されました。私の人生とビジネスの失敗を克服することについての2番目の本(「成功へのつまずき」と題する)に取り組み始めました。また、定年後の生活を考え、次のキャリアに移行するために、いま不動産ライセンスの勉強もしています。

4年前のステージIIIの膵臓がんの診断から今日の生き生きした生活にどのように到達したのですか?

■私の旅の始まり

2016年10月、私は59歳で、軽度の腹部不快感と膵臓がんの前兆/症状であるうつ病に苦しんでいました。 当時「うつ病」と「膵臓がん」との間に関連があることを私は知りませんでした。自分の体に深刻な問題がないことを確認するための通常の検査だと思っていたところ、ステージIIIの膵臓がんと告知され驚きました。

すぐに起こったパニックと途方もない恐怖の真っ只中で、私はためらうことなく腫瘍内科医の指示に従い、化学療法を開始しました。しかし、これは私の場合、ほとんど致命的な間違いでした。私が与えられた化学療法は効かず、それにより、私の体と感情的な精神にも非常に困難な状態となりました。化学療法は、膵臓がんを患う多くの人に効果があります。私はそれを直接見ました。しかし、私にとってはうまくいきませんでした。

5ヶ月の化学療法は私の体を毒し、私の精神状態はほとんど破壊されました。私はとても落ち込んでいました。抗がん剤の治療中に腫瘍がしだいに大きくなり、体は化学療法をこれ以上受けられなくなってしまったのです。即時に開始できるプランBがないまま、2017年3月に私はいまの治療をやめ、腫瘍内科医も変える決心をしました。その瞬間、私は治療で死ぬよりも、癌で死ぬことを決心したように思いました。

2016年に診断された日を除いて、2017年に化学療法をやめて、いままでの腫瘍内科医を離れた日が最も恐ろしい日でした。結局のところ、結果をみてみると、それは私がこれまでに行った中で最高の決断でもありました。

■新しい治療のコースが始まる

翌日、私は自然医学と西洋医学の両方の免疫療法を含むさまざまな治療法を模索し始めました。いくつかの自然な免疫増強治療を施してくれた私の新しい一般開業医の先生も、さまざまな腫瘍内科医に相談する心を持っていたため、私の生検サンプルは遺伝子検査のために専門の研究所に送られました。結局のところ、その遺伝子検査は、私の癌細胞に特異的な変異があるという発見につながりました。それは、私の元の腫瘍内科医が気付いていなかったものであり、化学療法が機能しなかった理由を説明してくれました。私の「どこにでもある通常型膵臓がん」(最初の腫瘍内科医によって呼ばれた名前)は、実際にはまれな100分の1の患者にしかみられない、つまりマイクロサテライト不安定性(MSI-High)を伴う膵臓がんでした。

偶然にも、私がこのまれな状態を知ったのと同時に、2017年6月に米国食品医薬品局(FDA)はマイクロサテライト不安定性(MSI-High)の膵臓がん患者のための免疫療法薬キイトルーダ(一般名ペンプロリズマブ)を承認しました。 UCLA サンタモニカ病院で新しい腫瘍内科医のゼブワインバーグ博士に出会うことができました。彼は、キイトルーダを使用した2年間の治療計画を立ててくれました。その治療は2019年5月に終了し、免疫系を助け続けるためにビタミンと酵素によるサプリメントを毎日継続することを除いて、私はもはやがん患者としては治療されていません。私の腫瘍は元の大きさの約3分の2まで縮小しましたが、消滅してはいません。私の腫瘍内科医は、体に残っている塊は死んだ組織であり、最悪の場合は休眠状態にあると考えています。

私がプレッシャーから解放され、幸せだと言うのは控えめな表現です。

■すべてが役立ちます

私がわかることは、私はまだ生きていて、このかなり非標準的な癌治療の旅を通して、かなりうまくやっているということです。化学療法が効かず、ほとんど死にかけていたことを私は知っています。自然の免疫療法も役立ったことも知っています。 2年間の西洋医学の免疫療法(キイトルーダ)も役に立ちました。繰り返しますが、それぞれがどれくらい助けになりましたかと聞かれても、私の答えは「わかりません」です。

私はまた、より健康的な食事が助けになったことを知っています。毎日体を動かすこと、運動も助けになりました。瞑想も助けになりました。私のガールフレンドと私の子供たちが率いる素晴らしいサポートシステムを持つことも助けになりました。考えと祈りも助けになりました。私自身の健康に責任をもつことも助けになりました。そして、私がどれほど幸運であるかを思い出し、毎日感謝の気持ちをもつことも助けになりました。

 

 (Source:Survivor Story-Let's Win Lustgarten Foundation)

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<免責事項>この医療記事は、サバイバーの経験を紹介する目的で書かれています。特定の治療法や薬の使用を推奨するものではありません。ご自身の病状については、担当医とよく話し合ってください。このウェブサイトの情報を利用して生じた結果についてPanCANJapanは一切責任を負うことができませんのでご了承ください。

 

 

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