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スコットランドの新型コロナ(COVID-19)関連入院に対するワクチン初回投与の有効性:540万人の前向きコホート研究結果

新型コロナ感染症に対するファイザーとアストラゼネカ・ワクチンに関する最初のリアルワールド研究は、2種類のワクチンの素晴らしい予防効果を示しました。1回のワクチン接種後、28〜34日での新型コロナ関連入院に対するワクチン効果は、ファイザーワクチンで85%、アストラゼネカワクチンで94%の効果でした。世界でワクチンの需要が供給を大幅に上回ることが問題視されているなか、今回の研究で、1回の接種で入院を必要とする重症化を防ぐ効果が85%得られることがわかりました。

2021年 2月19日

背景:ファイザー(BNT162b2 mRNA:Pfizer-BioNTech)およびアストラゼネカ(ChAdOx1:Oxford-AstraZeneca)のCOVID-19ワクチンは、第3相臨床試験で感染に対して高い有効性を示し、現在、英国および他のいくつかの国の全国予防接種プログラムで使用されています。これらのワクチンの「リアルワールドの効果」を研究する緊急の必要性があります。私たちの研究の目的は、入院と感染予防に関するこれらのCOVID-19ワクチンの初回投与の有効性を推定することでした。

方法:早期パンデミック評価および強化されたCOVID-19の監視データベース(EAVE II)を使用して前向きコホート研究を実施しました。このデータベースには、ワクチン接種、プライマリケア、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)テスト、入院および死亡記録など、スコットランドの540万人(人口の約99%をカバー)のデータがリンクされています。時間依存のCoxモデルとポアソン回帰モデルを適合させて、ワクチンの初回投与後のCOVID-19関連の入院(1-調整ハザード比として定義)に対する有効性を推定しました。

所見:ファイザー(BNT162b2)ワクチンの初回投与は、ワクチン接種後28〜34日でのCOVID-19関連入院に対する85%のワクチン効果(95%信頼区間[CI] 76〜91)と関連していました。 アストラゼネカ(ChAdOx1)ワクチンの同じ時間間隔でのワクチン効果は94%(95%CI 73~99)でした。 COVID-19関連の入院を予防するための複合ワクチン効果の結果は、分析を80歳以上に限定した場合と同等でした(81%;ワクチン接種後28-34日で95%CI 65~90)。

解釈:ファイザー(BNT162b2 mRNA)およびアストラゼネカ(ChAdOx1)ワクチンの単回投与により、スコットランドにおけるCOVID-19関連の入院リスクが大幅に減少しました。

 

Source: Preprints with The Lancet

https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3789264

 

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