IPMN国際診療ガイドライン 2017年版 日本語版
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本書は、医師向けのIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)についてのガイドラインである。 IPMNは、膵臓にできる嚢胞(のうほう)の一つで、CTやMRI等の画像診断で見つかる頻度が高い。良性から悪性まで様々な段階がありゆっくり進行するといわれるIPMNについて、その分類(分枝型、主膵管型等)、診断法、治療法、またがん化への予測や経過観察を含む、IPMNに関する最新の情報と、現在の研究に基づく推奨が提示されている。 膵臓がんについての医師向けの 「膵癌診療ガイドライン」でも、前駆病変の1つとしてIPMNが取り上げられており、医師向けの本だが、患者さんやご家族がIPMNについて理解を深めるには、参考の書の1つになると思われる。
医学書院 4,000円+税 国際膵臓学会ワーキンググループ [代表:田中雅夫] (著) |
■情報:関連する本
「胆と膵 臨時増刊特大号 Vol.41 ( IPMN大全) 」 2020年12月1日刊行 https://amzn.to/2P0nQ2g