【パンキャンTV】膵臓がんの重粒子線治療
いままでは、先進医療として行われてきた膵臓がんの重粒子線治療ですが、今年の4月から保険償還され、膵臓がんの標準治療として受けることが可能となりました。手術による根治的治療法が困難である膵臓がん患者さんに陽子線と重粒子線治療が適応となる予定です。陽子線と重粒子線の一番の違いは、粒子線の広がりが陽子線は広く、重粒子線は狭いという事です。膵頭部がんのように、がんの近傍に十二指腸、胃、小腸が存在する場合、これらの臓器に起こる放射線障害を抑えるためには、重粒子線の方が腫瘍に強く照射出来るという事になります。膵頭部がんに対しては、陽子線より重粒子線の方が治療成績が良好という研究成果もでています。
膵臓がんの重粒子線治療について、保険償還に向けた臨床研究を進めてくださったのが、世界的な権威の山田滋先生です。標準療法の一環として受けられる膵臓がんの重粒子線治療について、ぜひご視聴ください。左側のサムネイルをクリックするとビデオ講座が始まります。
膵がんの先進的な治療について紹介する「膵臓がん先進医療シリーズ(Advanced Medical Therapy)」がスタートしました。パンキャンジャパンでは、米パンキャン本部と一緒に皆様の治療の選択肢が増えるよう、膵がんを抑えるよい治療が見つかるよう、継続して膵がん撲滅活動を続けております。皆様が元気に過ごすことができますよう、皆様とご一緒に膵がん研究者を支援して、膵がん撲滅活動を進めることができれば幸いです。