【パンキャンTV】膵臓がんの粒子線治療

2022年4月1日から膵臓がん治療に重粒子線治療が保険償還されたことにより、膵臓がんをピンポイントに強力にたたく重粒子線治療をこれまでよりも経済的な負担少なく受けることができるようになりました。しかし、重粒子線治療といえども万能ではなく、これから重粒子線治療を考えたい膵臓がん患者さんが知るべき「得て不得手」があります。これまでも膵臓がんに対して重粒子線治療を数多く行ってきた兵庫県立粒子線医療センター院長の沖本智明先生にお話しを伺いました。標準療法の一環として受けられる膵臓がんの粒子線治療(重粒子線治療・陽子線治療)について、ぜひご視聴ください。この下の左側にあるサムネイルをクリックするとビデオ講座が始まります。

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◆重粒子線治療の特徴

 がんの放射線治療に使われる放射線にはX線やγ線などの「光子線」と中性子線、陽子線、重粒子線を含む「粒子線」があります。X線による治療は多くの医療機関で行われています。重粒子線は全国の限られた施設でのみ行われている治療です。

 粒子線治療には陽子線治療と重粒子線治療がありますが、兵庫県立粒子線医療センターは陽子線治療と重粒子線治療(炭素イオン線治療)ができる世界初の施設です。開設以来9,000例を超える国内屈指の実績があります。

 2022年から膵臓がん治療が保険診療の適応となった重粒子線治療は通常の放射線治療に比べ、がん組織だけを選択的にたたき、しかも、エネルギー量が大きく強いがん細胞に有効という特徴があります。またX線は身体に入ると徐々に減衰しますが、重粒子線は身体の中でピークを形成します(ブラッグ曲線)。身体内のがん組織にこのピークを形成するようにして、より大きなダメージをがんに与えることができます。

 

膵がんの先進的な治療について紹介する「膵臓がん先進医療シリーズ(Advanced Medical Therapy)」がスタートしました。パンキャンジャパンでは、米パンキャン本部と一緒に皆様の治療の選択肢が増えるよう、膵がんを抑えるよい治療が見つかるよう、継続して膵がん撲滅活動を続けております。皆様が元気に過ごすことができますよう、皆様とご一緒に膵がん研究者を支援して、膵がん撲滅活動を進めることができれば幸いです。

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膵臓がん National Advocacy Day

膵臓がんになった多くの方が、今、真摯に自分の治療に向き合っています。

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