FOLFIRINOX臨床試験は終了しました

 

 

昨年ASCO2010にて劇的なデビューを果たしたFOLFIRINOX(フォルフィリノックス)多剤併用療法の第II相臨床研究が日本で開始されました。転移性膵臓がんに対するこの療法は、標準治療薬のゲムシタビンと比べて全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)を有意に改善し、がんが進行するリスクを53%減少させることが報告されました。また、QOLの低下も抑える可能性があることも示されました。

 

毒性はやや高いものの管理可能と考えられています。しかもファーストラインとしてゲムシタビンを使用しないため、ゲムシタビンを後期治療のために温存しておけるというメリットも示唆されています。

 

ゲムシタビン単剤での生存期間は中央値で6~7カ月ですが、PSが良好な患者では併用化学療法でさらなる生存期間の延長が得られることが示唆されてきました。また、海外では僅かではありますが、FOLFIRINOX療法で完全に治癒した事例も発表され、注目を浴びました。

 

2011年2月に発表された米国NCCN膵臓がん診療ガイドラインに、ファーストライン標準治療薬としてFOLFIRINOX療法が紹介されました。この度、開始されましたFOLFIRINOX療法の臨床試験は、転移性切除不能進行膵がん患者を対象としています。下記の参加条件に該当する方は、ヤクルト本社までご連絡ください。

 

 

■参加条件

 

 

l 20以上75歳以下の方

 

l 全身状態が良好な方(PS0または1)

 

  全身状態が良好な方とは、日常生活を健康な方とほぼ同じくらいに過ごすことができる状態の方です。

 

l 膵がんから発生した転移がある方

 

l これまでに抗がん剤あるいは放射線による治療を受けたことがない方(膵がん以外のがんに対する抗がん剤あるいは放射線による治療も含まれます)

 

l 膵がん以外のがんにかかったことがない方

 

l 妊婦、授乳婦でない方、避妊する意思がある方

 

 

上記以外にもいくつかの基準があり、試験に参加を希望されても、検査やお体の状態により、

試験にご参加いただけない場合があります。詳しくは、下記までお問合せください。

 

株式会社ヤクルト本社
問合せ部署名     医薬開発部 臨床開発一課
連絡先     TEL: 03-5550-8966 begin_of_the_skype_highlighting            03-5550-8966      end_of_the_skype_highlighting     FAX:  03-3248-5502 

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