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11月は膵臓がん啓発月間、16日は『世界膵臓がんデー』です

毎年11月は膵臓がん啓発月間です。16日は、世界膵臓がんデーです。ライトアップのイベントがありまう。

また、膵癌教室もあります。ぜひ参加し、膵臓がんの予後を変えましょう。早期発見は生存率を高めるために重要です。しかし、今のところ膵臓がんを早期に見つけるための標準的ながん検診は存在しません。この病気と、 健康に積極的に取り組むためのステップについての認知度を高めるお手伝いをしてください。

今年のテーマは、膵臓がんの症状、危険因子を知ることです。知識は命を救います。

危険因子が複数ある方は、特に要注意です。膵臓がんと診断される方の半数が

ステージ4と告知されます。全がんの5年生存率が69%のところ、

膵臓がんステージ4と告知された方の5年生存率は僅か4%です。

100人膵臓がんステージ4と告知され、5年後に生きている人は

僅か4人という悲惨な状況です。

膵臓がんの危険因子(リスクファクター)を知り、複数のリスクファクターのある方は、

なるべく早く専門医に診てもらいましょう。

特にハイリスクの方は、まだ一度も膵臓がんの専門医に診てもらっていない方は、特に要注意です。

すぐにアクションを起こしては、手遅れにならないよう、この11月中を予約をとり、一度は、

膵臓がんの専門医※に診てもらいましょう。

また、膵臓がんの早期発見につなげるためにも、この世界膵臓がんデー(WPCD)のメッセージ拡散に

ご協力ください。

 

 

膵臓がんの危険因子(リスクファクター)

■遺伝性疾患
膵臓がんとの関連について研究されている障害には、BRCA突然変異(乳がん卵巣がん症候群)、嚢胞性線維症、家族性腺腫性ポリポーシス、家族性異型多発母斑黒色腫症候群(FAMMM)、リンチ症候群、遺伝性膵炎、PALB2突然変異、およびポイツ・ジェガーズ症候群が含まれます。

■家族性膵がん
膵臓がんを患った第一度近親者(母親、父親、兄弟姉妹、子供)が2人以上いる場合、または50歳より前に膵臓がんを発症した一親等の家族がいる場合は、発症するリスクが高くなる可能性があります。

■他の家族性がん
家族性の卵巣がん、乳がん、または結腸がん、または家族性黒色腫の病歴がある場合、膵臓がんのリスクが高まります。

■糖尿病
膵臓がんは、長年の糖尿病(5年以上)を患っている人に発生する可能性が高くなります。成人になってから糖尿病を発症した人は特に要注意です。糖尿病が膵臓がんの症状である場合があるからです。そのような方は3年以内に膵臓がんを発症する可能性がありますので、一度は専門医に診てもらってください。

■慢性膵炎
慢性膵炎は、膵臓がんを発症するリスクが高いことを示しています。遺伝性膵炎の人ではさらに高くなります。

■年齢
膵臓がんを発症する可能性は年齢とともに増加します。膵臓がんと診断されたほとんどの人は60歳以上です。

■食事
より多くの研究が必要ですが、赤身の肉や加工肉を多く含む食事は、膵臓がんを発症するリスクを高める可能性があります。果物や野菜を多く含む食事はリスクを減らす可能性があります。

■大量飲酒
いくつかの研究は、大量のアルコール摂取と膵臓がんとの関連を示唆しています。膵臓がんを発症するリスクは、飲酒されない人と比較して、毎日3杯以上のアルコール飲料を飲む人の方が高くなります。

■タバコ
タバコを吸う人は、喫煙したことがない人よりも膵臓がんを発症する可能性が2倍高くなります。

■肥満
肥満の人は、正常な体重の人と比較して、膵臓がんを発症するリスクが20%高くなります。

■人種
アフリカ系アメリカ人とアシュケナージ系ユダヤ人は、アジア系、ヒスパニック系、または白人系の個人と比較した場合、膵臓がんの発生率が高くなっています。日本人の膵臓がん年齢調整罹患率は世界第5位です。その理由はわかっていませんが日本人の方は要注意です。

※膵臓がん専門医のいる病院(指導医制度 指導施設)の調べ方(日本膵臓学会)

日本膵臓学会では、膵臓がんを含む膵臓疾患に関する総合的知識および専門的技量を有する広い領域の優れた指導的医師および診療施設を認定する認定指導医制度を発足させました。下記のURLから各都道府県の認定指導医、認定指導施設を検索できますのでご活用ください。

↓ ↓ ↓

https://bit.ly/3Sq4VZf 

 

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SliderNAD

膵臓がん National Advocacy Day

膵臓がんになった多くの方が、今、真摯に自分の治療に向き合っています。

 生存率を向上させ、治る病気にするためには、 

  あきらめず、これに力を与え、  

希望をつくり、良いアウトカムをもたらすことが必要です

治るがんにしていくために、多くの力が必要です。多くの関係者が生存率向上に立ち向かっています

今、あなたの力が必要です

膵臓がんをあきらめないために

あなたもこのアドボカシー活動に加わってください

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