姑息手術
がんの摘出を含まない症状(QOL)の改善を目的とした手術を行うことがあります。悪心、嘔吐、黄疸、痛みなど、胆管あるいは胃の閉塞が原因で起こる症状を緩和します。
胆管及び胃のバイパス
腫瘍が胆管を閉塞し胆汁が増量している場合、黄疸などの症状を軽減するために胆管バイパス手術を行うことがあります。この場合、胆管を小腸に縫合します。また、腫瘍が主に胃と十二指腸部位を閉塞している場合、食物が胃から流れるようにするために胃と小腸を縫合するバイパス手術を行うことがあります。両方の部位の閉塞が心配な場合、症状を緩和するために二重バイパス手術をすることもあります。
腫瘍が胆管を閉塞し胆汁が増量している場合、黄疸などの症状を軽減するために胆管バイパス手術を行うことがあります。この場合、胆管を小腸に縫合します。また、腫瘍が主に胃と十二指腸部位を閉塞している場合、食物が胃から流れるようにするために胃と小腸を縫合するバイパス手術を行うことがあります。両方の部位の閉塞が心配な場合、症状を緩和するために二重バイパス手術をすることもあります。
ステント
ステントとは細いプラスチックまたは金属の管のことで、胆管が閉塞している場合、バイパス手術をする代わりに胆管にステントを挿入し胆汁の排出を助けます。
<このがん情報は米国PanCANで作成されていますので、日本の状況と多少異なる点もあります。それらについては担当医にご相談下さい。PanCANJapanの責任で翻訳、提供しています。無断転載禁止>