ASCO2009:Looking into the Crystal Ball: Up and Coming Agents for Treating Upper Gastrointestinal Cancers
■膵臓がんは乏血性(Hypovascular)
「過去の臨床試験が物語るように、膵臓がんは多くの抗がん剤に反応しないため、もっとも生存率の低いがんである。膵がんは血管に乏しいhypovascularな組織として知られていたが、Johns HopkinsのChristine Donahue氏等の研究によって、膵がんを取り巻く豊富な繊維性間質には、外部組織の僅か10%の血管しか存在しないことが判明した。そのことから抗がん剤が膵がんに十分に到達していない可能性が示唆された」とCambridge Research Institute 腫瘍モデリンググループリーダーのDavid Tuveson氏は語った。