大塚製薬が膵がん治療用ワクチン「OTS102」の製造販売に関する契約締結 1月26日
OTS102は、オンコセラピー・サイエンス(OTS)社が開発中のがん治療用ワクチンで、新生血管阻害することでがん細胞の成長を阻む作業がある。OTS社では、既に膵臓がんを対象にしたフェーズ2、3試験を終了し、現在、切除不能進行胆道がんおよび再発胆道がん患者を対象としたフェーズ2試験を実施中。
大塚製薬は、2005年、OTS社から日本における独占的製造販売権の許諾を受けていた扶桑薬品と今回契約したが、大塚製薬は、2008年1月にOTS社より「OTS11101」を含む膵臓がんを対象とした治療用ペプチドワクチンの独占的な開発・製造・販売権をすでに取得しており、今回の契約によりがん治療用ワクチン「OTS102」の日本における製造・販売権が加わった。
今後はOTS社が引き続き開発を進め、扶桑薬品と大塚製薬が開発費を共同負担する。上市後は、扶桑薬品と大塚製薬がそれぞれのブランド名で販売する予定。