膵がん胆道がん教室ワークショップ

 

 

2月26日、国立がん研究センター講堂において「膵がん胆道がん教室ワークショップ」が開催されました。当日は、主催者の予想を超える膵がん、胆道がんの患者治療に奮闘している先生方が参加され、熱心に討論をされました。国立がん研究センターの奥坂先生が先駆的に始められた膵がん教室を、今後5年間をかけて全国的に広めていこうとの趣旨で開催されたワークショップです。

第一部は、既に患者支援教室を実践している4施設(国立がん研究センター、パンキャン、九大、京大)から現状の報告がありました。教室をまだ実施していない6施設からは、現状分析と今後の展望が発表されました。(四国がんセンター、東京医大、神奈川県がんセンター、高知医療センター、国立がん研究センター東病院、JA尾道病院)  膵がん教室では、診察室では聞けないような患者の本音を聞くことができた、という報告が印象的でした。

 

第二部は、統合失調症などの分野で先進的な患者サポート活動を行なっている「のぞえ総合心療病院」の連理先生ら3人による、「患者・家族のためのサポートプログラムの企画・運営の実際」と題した特別講演でした。患者"集団"を対象としたサポートプログラムにおいては、患者と医師の一対一の場合には見られない効果があること。他の同病の患者の考え、問題を知ることによって、医師の力だけでは得られないものがあるとのお話には、今後、がん患者の"教室"を運営していく上で示唆に富む講演だったと思います。

第三部は、6つのグループに分かれて、それぞれの施設における課題は何か、その解消方法は、一年後の目標を討議しました。熱心にメモをとり、時には腕組みをして、口角泡を飛ばして討議する若手の先生方の熱意がひしひしと伝わってきます。「がん患者は何を求めているのか」という患者目線での活動が全国に広まっていく、その予感を感じさせてくれた一日でした。 (木下義高)

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