Driving Toward Effective Therapies and Early Detection for Pancreatic Cancer
~みなさまのご寄附が、すい臓がんの特効薬・早期発見ツールの開発を促進し、すい臓がんから命を救います~
「すい臓がん撲滅基金」
希望をつくるすい臓がん研究支援 希望はがん研究から生まれます。みなさまのご寄付が、すい臓がんの特効薬開発に大きく貢献します。 みなさんが「投資」するがん研究は、最終的に「大きな成果として患者に還元される」ことになります。がん研究の成果を患者に迅速に届けることも重要な課題です。特に日本ではドラッグラグ問題があり、米国FDA承認された国際標準治療薬が日本では使えないという問題があります。この解決のためにパンキャンジャパンは過去3回、ドラッグラグ解消を訴えた要望書に署名を集めて厚生労働大臣に提出しています。このような活動も大きくがん医療が変わるときには必要となります。2019年は膵臓がんのゲノム医療元年となるため、さまざまな問題に直面します。その問題を解決するのが我々の活動のテーマです。その活動を通して、患者に新薬を届けるためには、皆様からのご支援が必要です。膵臓がん患者のために、政策提言活動を進める我々の活動をご支援ください。
今、できること。がん研究に投資して、力をあわせて、すい臓がんを撲滅しましょう。
寄付が使われるのは・・・ 「すい臓がん研究者へのパンキャン賞」
「すい臓がんのドラッグラグ解消に向けた政策提言活動」
「すい臓がんと告知された時に受けられる遺伝子検査の早期保険償還」
「すい臓がん患者をゲノム難民にしないための政策提言活動」
◆ご寄附の振込先◆
銀行名: 三菱UFJ銀行支店名: 本店 口座番号: 普通 0456853 口座名義 : 特定非営利活動法人パンキャンジャパン 備考欄: すい臓がん撲滅基金 *ご寄付頂く場合は認定NPO団体としての報告に必要なため、こちらのメールフォームでお知らせ頂けますと幸いです。 |
*認定NPO取得のためのご協力のお願い。
ご寄付のお願い
我が国のがん研究は基礎部分は世界的に競争力はありますが、そこから臨床現場への橋渡し部分の整備が非常に遅れていると言われています。米国NCIの膵臓が ん研究予算は5大癌のなかで一番少ない研究予算ですが、それでも米本部(Pancreatic Cancer Action Network)の活動もあり、過去16年間で6倍の年間120億円になりました。日本の膵臓がんに特化した研究予算はまだ10億円にも満たないのが現状です。公的拠出金(Public Funding)が一番大切なのは言うまでもありませんが、同時に重要なのは私的拠出金(Private Funding)です。膵臓がんの患者さんとそ のご家族が中心となり、声を大にして我が国のがん対策予算を確保するとともに、ステークホルダーと協力し、がん研究を進めるための私的拠出金を募り、がん研究に投資をすることも政府予算のもととなる税収が厳しい経済状況のなかではとても大重要です。
アメリカでは毎年科学諮問委員会のメンバー(世界トップレベルのすい臓がん研究者)が集まり、会議が開催されています。近年すい臓がんに係る大型治験がいずれも期待された成果をだすことなく終了していることを受け、2007年にPancreatic Cancer Summitを開催し、原点にもどり徹底的にすい臓がん細胞増殖のメカニズムについて究明しました。そこで得た情報を効果的な治療および早期発見・診断に 結びつけるための新しい方法について模索し、2008年に実行計画に落とし込みました。そして膵臓がんと難治がんのがん研究予算を確保し早期発見ツールと 特効薬開発を促進し、生存率を改善することを目的とした「すい臓がん研究と教育法案(Pancreatic Cancer Research & Education Act)」を下院(H.R. 745)と上院 (S. 3320)に提出することに成功しました。2010年10月時点では、HR 745は、Rep. Anna Eshoo & Rep. Ginny Brown- Waiteを中心に、244人の下院議員が支持していました。上院ではSen. Sheldon Whitehouseを中心に25人の上院議員が支持を表明していました。 米国連邦議会は、全米50の各州から選出された435名の下院議員(任期2年)と100名の上院議員(任期6年)から構成されています。各州の下院議員数 は人口に比例し、なかには議員1名という州もあります。上院議員は人口に関係なく各州2名ずつが選出され、上院議員の3分の1が2年ごとに改選されます。 上院と下院に提出された法案は、1つ以上の委員会で検討され、修正され、可決された後に上院または下院の本議会で討議されます。「すい臓がん研究と教育法 案(Pancreatic Cancer Research & Education Act)」は上下両院で可決されると、初めて大統領に送付され、その承認を得て法律となります。このような過程を通して「すい臓がん研究法案」には、さまざまな修正が施され、法の名前も改名され、まずはすい臓がんと肺がんを対象とした研究支援を盛り込んだ「難治性がん研究法(Recalcitrant Cancer Research Act)」として、2013年1月20日オバマ大統領の署名により法律となりました。その結果、多くの難治性がんの原因とされているRAS遺伝子を研究する「RASセンター」が早々に年間20億円の予算で設立され、すい臓がん研究に明るいニュースをもたらしました。
このようなアドボカシー活動(政策提言活動)を進めている米パンキャン本部は、毎年米国がん研究会議(AACR)にて科学諮問委員会会議を開催しています。 世界最先端医療を誇るアメリカのすい臓がん研究で実績をあげている研究者が一同に集まり、すい臓がん撲滅に向けた打開策を練る会議です。難治がんの対応が 遅れている日本にとっても、最先端の研究者との交流を通して日本におけるすい臓がん研究が前進し、その成果がより早く患者の治療現場に反映されればと考え ています。
パンキャンジャパンは、本組織の趣旨にご賛同いただける企業・団体や個人の御寄附・協賛金によって運営されています。この度、我が国のがん研究者を支援する ための「膵臓がん撲滅基金」をスタートします。この募金は日本ですい臓がん研究を進める研究者への助成金として直接すい臓がん研究をすすめる研究者の支援 に使われる特別基金です。米国ではAACRのピアレビューを使い応募された研究から一番メリットの高い研究を選択し助成しています(参照:米国本部助成金 リスト一覧)同じく、日本においても日本膵臓学会メンバーによるピアレビューを通して、すい臓がん研究者に助成金を提供します。我が国において、すい臓がん 患者支援団体が膵臓がん撲滅にむけたがん研究を促進するために助成金を提供するのは、これが初めての試みです。成功させるためには、みなさんのお力が必要です。がん研究に必要な資金を投下して、すい臓がんの早期発見、進行がんでも治せる治療法の開発を一日でも早く、実現しましょう。年間4万人が罹患するすい臓がん。1人でもすい臓がんの犠牲者を減らし、次の世代に同じ思いをさせないためにも、皆様のお力添えが必要です。すい臓がん撲滅基金