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小さな膵神経内分泌腫瘍(PNETs)はいまだ悪性の可能性をもちうる
Small Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential
米国デューク大学の研究者は小さな膵神経内分泌腫瘍は、悪性腫瘍の可能性があり、切除や綿密なモニタリングが必要だと報告している。
直径2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が見つかった患者のために行われた後ろ向きコホート研究の結果により、全ての手術の種類間に有意な生存率の違いは認められなかったものの、手術のタイプによって段階化された未調整の分析において、手術を受けなかった患者の診断後5年生存率が深刻に悪化していることが発見された。
研究者達は、PNETs患者1367人の生存コホートを分析した。このグループの内訳は、368人(27%)が外科手術をしない、586人(43%)が部分的膵切除、324人(24%)部分的に胃切除術をした場合としない場合両方で膵頭十二指腸切除術をした場合、そして89人(6%)が全膵切除を施行である。研究者達は、非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が1998年の7%から2010年の20%へと時間とともに深刻に増加していることをつきとめた。2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)患者の5年全生存率は、いずれかのタイプによる手術をうけた患者より、単独の観察・治療をしただけの患者の方が大幅に悪化していた。
ソース:The Oncology Report, Small Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential, 03/26/14