サバイバーストーリー

2014年5月30日 さくら

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三年前の今日5月30日、私は神経内分泌腫瘍で膵頭十二指腸切除術を受けました。

結婚して一年、子供が産まれて一月経った位から、下痢や嘔吐・すさまじい胃痛に時々襲われました。
夜間救急に駆け込んだり、近くの内科でもみてもらいましたが、とりあえず胃腸炎という感じでした。
しかし、下痢はほとんど毎日、肩甲骨の横に鈍い肩凝りのような痛み・発作のように嘔吐と胃痛が三週間に一度のペースでありました。
初めての育児でストレスなのかな!? などど考えて五ヶ月が過ぎ…さすがに胃薬を貰おうとすぐに
胃カメラをやってもらえる病院に行きました。
背中に違和感もあったし、『これで膵臓がんでもあったら私って三ヶ月もつかねー』なんて冗談を言いながら母親と子供を連れ行きました。

 

最初は先生も『一応エコーと単純CTと胃カメラ・採血をやりましょうねー』…という感じで軽くいきましたが、エコーがやけに長くかかりました。
職業上、ん!?と思いましたが、次の指示を待ちました。
そうしたら、『CTを造影でやってもいいか』と言われました。そのルートをとるための指示表にPK?と書かれていました。
その瞬間血の気がサーっとなくなりました。
一式検査が終わり、言われた事は、『膵臓に7㎝の腫瘍があります。すぐに大きな病院に紹介します。』と言われました。

 

その後は大学病院にいき、色々検査して一ヶ月後には手術になりました。
リンパ節には転移していたものの、多臓器には無く、今も転移はありません。

 

しかし、告知をされたときはまさか自分があんなに大きな手術をするとは思いもよらず、ショックは大きかったです。

 

術後もとにかくしんどくて、自分の体ではないみたいだし、辛かったです。
患者さんの気持ちが痛いほど解りました。

 

そして子供が6ヶ月での手術…母乳も止めたし、家族三人ばらばらの生活…これからの一歳の誕生日や、七五三、入学式や運動会…子供の成長が見届けられないのかなと…すごく不安にもなったし、心が苦しく、入院中泣くこともありました。『何で今なの!!30年後じゃだめなの!?もう少し待っててよ!!子供だってもう一人は欲しいし、何で今なの!?健康な身体に戻してよ』と毎日思いました。

 

術後は、合併症で入院退院を繰り返し、子供と旦那とは離れ離れが約一年繰り返しました。
三年たった今も、合併症で悩まされていますが、仕事にも復帰し、家族三人で暮らしています。
これから生きているかぎり再発の心配はあり、ハッキリいうと生きている心地がしない…というのが本音ですが、何より子供のためにまだ死ぬわけにはいかない…ただただそう思うのみです。
大切な家族の為に私は負けません。

 

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