この大規模臨床試験はサブグループ毎の試験の集まりとして構成され、それぞれが異なる治療の選択肢を試験し、全体は単一の臨床試験として実施される。 患者は、腫瘍の分子特性を同定するためにまず分子プロファイリング検査を受け、プレシジョンプロミス臨床試験コンソーシアムに参加する12のメディカルセンターの1つに登録される。 腫瘍の遺伝子解析が終わった後、患者は特定の遺伝子変異に適した医薬品のサブグループに割当てられ治療を開始する。

 

患者はモニターされ、治療の有効性を評価するためにフォローアップ分析が行われる。 当臨床試験が進行し、新たな有効性データが得られると、患者はサブグループから別のサブグループに移されるなどして、最適なケアを受けることができるようになる。プレシジョンプロミス臨床試験コンソーシアムに参加する施設は、シーダーサイナイメディカルセンター、ダナファーバー/ハーバード癌センター; フレッドハッチンソン癌研究センター/シアトル癌ケアアライアンス/ワシントン大学; メモリアルスローンケタリング癌センター; カリフォルニア大学サンディエゴ校; カリフォルニア大学サンフランシスコ校。 シカゴ大学; フロリダ大学; ミシガン大学; ペンシルバニア大学; バージニアメイソンメディカルセンター; ワシントン大学である。

 

パンキャン本部の科学リサーチ部門責任者、リン・マトリシアン氏は、「12の臨床試験コンソーシアム施設から得られたすべてのデータは、一緒に分析され、科学的知見が収集され、研究コミュニティにタイムリーに伝えられる」と述べた。 「このモデルでは、データと情報が患者の利益のためにできるだけ迅速に共有されることになる。」と語った。

 

パンキャン本部は、この臨床試験を実施するために、ゲノムシーケンシングおよび分析技術を使用するためにTempus社と提携した。またTroveraリキッドバイオプシー(液体生検)を使用するためにTrovaGene社と提携。 さらに、プレシジョンプロミス大規模臨床試験の統計分析、データ管理、臨床モニタリングのサポートのために非営利団体“Clinical ResearchとBiostatistics”社とも提携した。

 

何千人もの膵臓がん患者が参加できると期待されているこの臨床試験のために、パンキャン本部は医薬品の費用を除いて、最初の4年間で最低35百万ドル(日本円で約40億円規模)の初期投資をする予定。

 

 

 

 

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