治験情報:がんペプチドワクチン(サバイビン2B)臨床試験募集について

 「有効な治療法のない進行膵臓がん患者に対するサバイビン2Bペプチド・インターフェロン併用療法の第II相臨床試験」

 

現在(2014年10月)募集しているがんペプチドワクチンの臨床試験についてまとめました。がんペプチドワクチン療法とは、身体が本来持っている免疫システムを活性化してがん細胞を排除することをねらった療法です。

※本治験は厚生労働省科学研究補助金によって実施される医師主導治験です。
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct_list.html


対象は条件を全て満たす患者様になります。詳細は下記の各実施医療機関にお問い合わせください。

  • 1 HLA-A2402遺伝子陽性の進行膵がん患者さん
  • 2 GemcitabineまたはTS-1の治療を受けたが、効果がない、または副作用のために継続できない患者さん
  • 3 過去に免疫療法を受けたことがない患者さん
  • 4 その他、適応条件に合う患者さん

 

実施医療機関

札幌医科大学病院、東京大学医科学研究所病院、神奈川県立がんセンターの3施設です。

札幌医科大学病院 医学部第一病理

TEL 011-611-2111 (内線2691)
ホームページURL
http://web.sapmed.ac.jp/hospital/topics/news/mumhv60000004p0q.html

 

東京大学医科学研究所附属病院 TR・治験センター

TEL:03-5449-5462
ホームページURL
膵臓がんペプチドワクチン治験案内ポスター
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/tr/poster/02poster.html

TR・治験センター
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/tr/entry.html

 

神奈川県立がんセンター がんワクチンセンター

TEL:045-520-2227
ホームページURL
膵がんワクチン治験案内ポスター
http://kcch.kanagawa-pho.jp/outpatient/files/wakuchin_poster140910.pdf

がんワクチンセンター
http://kcch.kanagawa-pho.jp/outpatient/vaccine.html

(資料)治験登録適格性基準

http://kcch.kanagawa-pho.jp/outpatient/files/20140909wakuchin.pdf 

 

関連情報

ブックレット:『日本の臨床試験』

パンキャンプレスによる、膵臓がん・胆道がんを中心に、がんに罹患されている患者さん・ご家族を対象に、臨床試験とはどのようなものかを理解して頂くための本です。
国立がん研究センターの奥坂先生をはじめ、日本の臨床試験の機関に携わられる先生方が、ご監修・執筆くださりました。この本は2部構成になっており、第1部では新しい薬が作られていく過程と、その中で重要な役割をもつ臨床試験を、そのメリットとリスクを含め様々な角度から解説しています。

 

がん患者のための臨床試験の話

日経BP社がんナビReportの連載記事です。以下抜粋:
「臨床試験に参加しませんか」―。がんの治療中、担当医にそう声をかけられたり、ポスターやチラシを目にしたりしたことはないだろうか。「臨床試験って興 味はあるけど、なんだか怖い」「人体実験のようなものではないか」と思っている人もいるかもしれない。臨床試験は何のために実施されるのか、参加するとど んなリスクとベネフィットがあるのか―。がん患者が知っておきたい基礎知識をまとめた。(福島安紀=医療ライター)

 

がんペプチドワクチンついての関連新聞記事:

2013年11月3日日本経済新聞「膵臓がん患者治験を開始」(PDF)

2014年9月11日神奈川新聞「ワクチン治療確立へ」ほか(PDF)

ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)の臨床研究(募集中)

ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)の臨床研究

Somatostatin Receptor Scintigraphy/Octreotide Scan


SRSは神経内分泌腫瘍(NET)の全身分布の把握に必須な検査です。特にガストリ

ノーマの局在診断などではSRSを使わないときわめて困難と言われています。SRS

は、日本ではまだ未承認の診断方法ですが、現在,京都大学医学部放射線診断科

で早期承認に向けて臨床研究として実施されており、いま登録中です。NET

の存在する箇所を特定することが必要な方は、ぜひ一度連絡してみてください。

 

試験名:
ガリウム68標識オクトレオタイドによる腫瘍の画像診断。自家合成により合成さ

れた68Ga-DOTA-TOCを患者に投与し、30-60分後にPET/CTを撮像して、集積状況を

画像化する。

 

責任者 中本裕士
京都大学病院    放射線診断科    
京都市左京区聖護院川原町54    
電話 075-751-3538

 

対象:
神経内分泌腫瘍を含むソマトスタチン受容体イメージングが有効と思われる腫瘍

性病変が疑われ、存在診断、病期診断、治療効果判定、再発診断などを目的とし

て68Ga-DOTA-TOC-PET/CT検査が依頼された患者。

 

除外基準:
1.コミュニケーションに著しい障害がある者
2.全身状態が極めて不良な者
3.被験者または被験者に代わる保護者が同意を与えることが困難な者


関連資料:
NET の診断と治療(2)ガストリノーマ
http://www.cancertherapy.jp/net/2012_08/02_02.html

 

膵内分泌腫瘍におけるソマトスタチン受容体とオクトレオチド

https://www.jstage.jst.go.jp/article/suizo/23/6/23_6_710/_pdf

 

Wikipedia -  Octreotide Scan/ SRS

http://en.wikipedia.org/wiki/Octreotide_scan

 

NCI Term Dictionary - Somatostatin Receptor Scintigraphy (Octoreotide Scan)

http://www.cancer.gov/dictionary?cdrid=390250

治験情報:新薬(GBS-01)臨床試験登録が開始

【臨床試験】
国立がん研究センターが2013年3月より新薬(GBS-01)の医師主導治験の患
者登録を開始しました。
実施は国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)、同 中央病院(東京都中央区)、がん研究会有明病院(江東区)の3カ所になります。

 

続きを読む

20120325  がんペプチドワクチン療法第3相試験(千葉徳洲会病院)

千葉徳洲会病院(千葉県船橋市)では、標準療法不応膵がん患者に対して「がんペプチドワクチン療法」の第Ⅲ相治験を開始します。

 

標準療法(ゲムシタビン)に対して効果がなかった膵がん患者につき、募集期間2012年4月~2013年12月で実施予定。

 

詳しい条件、問い合わせ先などはこちらのHPをご覧下さい。

千葉徳洲会病院 治験センター http://www.chibatoku.or.jp/busyo/chiken/chiken.htm

20110415  Gem+AMG479併用療法第Ⅲ相臨床試験 (終了)

進行膵がんを対象としたGem+AMG 479併用療法の第Ⅲ相臨床試験が開始される

 

 米アムジェン社が開発した抗がん剤AMG 479(一般名 ガニツマブganitumab)とゲムシタビン併用療法の第Ⅲ相試験への参加を決め、国内での試験を開始した発表しました。AMG 479は、アムジェン社が創製した。国内では、武田バイオが開発を進めているインスリン様成長因子‐1型受容体(IGF-1R)に対するヒト型モノクローナル抗体です。

 インスリン様成長因子1型受容体にIGF-1とIGF-2が結合すると、細胞増殖経路を刺激して腫瘍の発育と浸潤が促されます。AMG 479は、IGF-1とIGF-2が受容体に結合するのを妨げることから、腫瘍の発育と浸潤を抑制する効果が期待されています。

 グローバル第Ⅲ相臨床試験は、転移性膵がん患者約825人を対象としたAMG479+ゲムシタビン併用療法する二重盲検比較試験。主要評価項目は全生存期間。

 

詳しくはこちらをクリックしていください

20100614 膵臓がん治験情報リスト

 

  国内臨床試験リスト

 

国内の臨床試験データベースに登録されているがん関係の臨床試験の一覧です。「試験名」をクリックすると、各試験の概要が表示されます。各臨床試験登 録システムに登録・公開されている臨床試験に関する情報を提供しています。

 

(詳しくはこちらをクリックしてください)

 

■その他の臨床試験登録データベースとして、以下のサイトで日本語による情報を入手することが可能です。
国際製薬団体連合会(IFPMA)- 臨床試験ポータルサイト
財団法人 先端医療振興財団 - がん情報サイト

■臨床試験登録データベースではありませんが、以下のサイトで開発中の医薬品に関する情報を入手することが可能です。
厚生労働省 - 未承認薬使用問題検討会議での検討結果を受けて国内で治験準備中又は実施中の医薬品に関する情報
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 - 開発中の新薬
 

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SliderNAD

膵臓がん National Advocacy Day

膵臓がんになった多くの方が、今、真摯に自分の治療に向き合っています。

 生存率を向上させ、治る病気にするためには、 

  あきらめず、これに力を与え、  

希望をつくり、良いアウトカムをもたらすことが必要です

治るがんにしていくために、多くの力が必要です。多くの関係者が生存率向上に立ち向かっています

今、あなたの力が必要です

膵臓がんをあきらめないために

あなたもこのアドボカシー活動に加わってください

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