WE NEED YOUR HELP!
いまや全がんの5年生存率は70%になると言われています。しかし、すい臓がんは僅か9%。
すい臓がんで亡くなる人がいない世界をつくるためには、皆さんの力が必要です。やらなければならないことは山積しています。
一日でも早く、米国FDAに承認された、より奏功する薬を日本の患者に届けるためには、日本の承認システムを改善する必要があります。特に精密医療(Precision Medicine)と言われるゲノム医療は、がん遺伝子パネル検査が受けられないとドライバー変異がわからず、それに関連した治療の選択肢がわかりません。しかし、現在の体制下では、5年生存率がわずか9%と言われるの標準療法が終わってからでないとがん遺伝子パネル検査が受けられません。
米国ですすめられているゲノム医療では、まず、診断時にパネル検査を受けて、治療の選択肢を調べます。もし分子標的薬などの医薬品が使える遺伝子変異がなければ標準治療を使いますが、遺伝子変異にマッチした治療薬があれば、迅速にそれを使って治療を受けることができます。日本もそのようなシステムにしなければ、患者は救われません。日本に多くて外国に少ない膵臓がんの研究を日本の研究者にしていただくためのがん研究予算増額を訴えたのが昨年のナショナルアドボカシーデー活動でした。日本発の膵臓がんの新薬が開発されると一番助かるのは日本の患者さんです。お薬がなくなり、後は死ぬことを待つだけだった時代から、がん細胞の特徴にあわせた治療薬が選択できるゲノム医療の時代に入るためにも、診断時にがん遺伝子パネル検査が受けられることが大切です。それを実現するためには、要望書の署名を集め、国会議員と面談して、膵臓がん患者さんが承認された新薬にアクセスできなくて困っていることを説明し、年間3万4000人以上が亡くなっている現状を訴え、ドラッグラグ、アクセスラグ解消を訴えていきます。それがナショナルアドボカシーデー活動です。ぜひ、ご参加ください。
写真:三重大学キャンパスで開催されたパープルリボンウォーク
パンキャンジャパンが進めている活動は、主にすい臓がんの研究支援、患者家族支援、政策提言活動です。
すい臓がん啓発パープルリボン運動(11月)、難治性がん啓発キャンペーン(北海道)(6月)、
ネットキャンサーデー(11月)、世界すい臓がんデー(11月)なども進めています。
■主な活動はこのようになっています。
- すい臓がんのがん研究支援
- すい臓がんの患者、家族支援
- すい臓がんのドラッグラグ解消
- すい臓がんの研究費増額に向けたロビー活動
各活動の詳細についてはパンキャンのボランティア担当がご案内します。お問い合わせください。