国内ニュース:神経内分泌腫瘍に対するPRRT療法のルタテラ発売開始!
国内ニュース:神経内分泌腫瘍に対するPRRT療法のルタテラ発売開始!
2021年08月31日
本日8月31日、富士フイルム富山化学からルタテラ発売のプレスリリースがありました。
長い間、海外にこの治療を求めてスイス、ドイツなどに渡航されていた患者さんが多くおられましたが、
ようやく国内で保険診療としてペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)が開始されることとなりました。
国内ニュース:神経内分泌腫瘍に対するPRRT療法のルタテラ発売開始!
2021年08月31日
本日8月31日、富士フイルム富山化学からルタテラ発売のプレスリリースがありました。
長い間、海外にこの治療を求めてスイス、ドイツなどに渡航されていた患者さんが多くおられましたが、
ようやく国内で保険診療としてペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)が開始されることとなりました。
政策提言:6月10日 山本厚労副大臣へ「すい臓がん生存率向上のための施策への要望書」を提出しました
パンキャン米国本部では、膵臓(すいぞう)がんの予後改善につながる早期発見のプロジェクト(Early Detection Initiative:EDI)が開始され、また、日本でも早期発見のプロジェクトがスタートしつつあります。一方、日本では膵臓がんへの研究費が不足しており、改善が最も急がれている膵臓がんの研究及び、早期発見ツールの開発等が進んでいない状況があります。6月10日、山本博司 (やまもと ひろし) 厚生労働副大臣に面談し、膵臓がんの生存率向上のための施策について要望書を提出させていただきました。ご多用の中、お時間をいただきました山本副大臣、及び関係者の皆様ありがとうございました。出席は、パンキャンジャパン 眞島理事長、小崎理事、松本眞由美さん、田辺睦子さん、赤間純子さん、白岩剛さん、中川圭さんです。膵臓がんの環境がよりよく改善するために、多くの方にご協力をお願い申し上げます。
KRASタンパク質構造のコンピューターレンダリング 国立がん研究所(NCI)
【期待されるサイエンス】進行膵臓がんの新しいワクチン療法
2021年3月10日
メッセンジャーRNA(mRNA)を使用した新しいワクチンは、最も一般的な膵臓がんの突然変異をより治療しやすくすることができますか? それは免疫療法と組み合わせるとよりよく機能しますか?
膵臓がん患者の約95%にKRAS(けーらす)変異があります。研究者らは、大腸がん、非小細胞肺がん、膵臓がんやその他の固形腫瘍にみられるKRAS変異を標的とする新しいワクチンをテストしています。それはワクチンのみの群と、ワクチンと免疫療法の組み合わせた群とを比較する試験です。
日本屈指のハイボリュームセンターの1つである静岡がんセンターによる膵臓がん治療法の最前線は、
大勢の方々にご参加いただきました。ご興味のある方はぜひご視聴ください。
『[信頼できる情報源] 企業③ 中外製薬「がんサバイバーシップ―あなたのがんゲノム医療、はじまる。」』
パンキャンがご紹介する「信頼できる情報源」企業サイトの第3回は、中外製薬「あなたのがんゲノム医療、はじまる。」です。このサイトは、「①なぜ、がんの遺伝子を知る必要があるの?」「②がんゲノム医療の治療は、今までとなにが違うの?」「③がんの遺伝子をどんな検査で調べるの?」「④ゲノム医療はどこで行われるの?」の4つの質問からより深化させて、ゲノム医療をわかりやすく解説しています。これからのがん治療に必須となっていくゲノム医療。一般の方にはわかりにくい内容をより受け取りやすい形で発信しているサイトです。
2020年11月11日
簡単に言えば、臨床試験は、2つの非常に重要な質問に答えることによって膵臓がん患者のケアを前進させます。何が膵臓がんには機能しますか?そして、何が膵臓がんには機能しないのですか? ただし、問題は、これらの回答を得るには、多くの場合、長く、面倒で、費用のかかるプロセスが必要になることです。すべての試験は知識を前進させますが、膵臓がんを治療するこれらの新しい、より効果的な方法を見つける試験に関しては、多くの場合、治癒につながる効果という見返りがありません。膵臓がんは、がんによる死亡の2番目に多い原因になると予想されています。標準的な試験では、過去20年間で、新しい治療法を見つける成功率は約10%にすぎません。
米国パンキャン本部(Pancreatic Cancer Action Network:PanCAN)が主導する大胆な取り組みは、プレシジョンプロミス(Precision PromiseSM)と呼ばれる新しい試験でいままでの膵臓がんの試験のダイナミックさを変えることを望んでいます。これは、試験の参加者向けの個別化された、がん遺伝子の分析による、分子駆動の治療に焦点を当てた第II / III相試験です。その目標は、研究室から臨床診療(Bench to Bedside)に効果的な治療をより迅速かつ効率的にもたらすことを期待して、臨床試験プロセスを合理化することです。
Toshiya Abe, MD, PhD1; Amanda L. Blackford, ScM1; Koji Tamura, MD, PhD1; Madeline Ford1; Patrick McCormick, MB BCh BAO1; Miguel Chuidian1; Jose Alejandro Almario, MS1; Michael Borges, MD1; Anne Marie Lennon, MD1; Eun Ji Shin, MD, PhD1; Alison P. Klein, PhD1; Ralph H. Hruban, MD1; Marcia I. Canto, MD1; and Michael Goggins, MD1
1 Johns Hopkins Medical Institutions, Baltimore, MD
目的:サーベイランスを受けている膵臓がんの高リスクの人の中で、生殖細胞系遺伝子変異状態と既知の生殖細胞系変異のない家族歴(家族性リスク)による腫瘍進行のリスクを比較すること。