国内ニュース:千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート
国内ニュース:膵臓がん治療に新しい味方が登場
千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート
千葉大学医学部附属病院は2021年12月にも新しい放射線照射装置(MRリニアック)を稼働させると発表しました。「難治がんが多い肝胆膵のがんの治療に期待している」と放射線科の宇野隆部長は語っています。
国内ニュース:膵臓がん治療に新しい味方が登場
千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート
千葉大学医学部附属病院は2021年12月にも新しい放射線照射装置(MRリニアック)を稼働させると発表しました。「難治がんが多い肝胆膵のがんの治療に期待している」と放射線科の宇野隆部長は語っています。
ESMOニュース:欧州医薬品庁(EMA)は転移性乳がんおよび非小細胞肺がんのためのパゼニール(Pazenir)承認
パゼニールは、2008年からEUで認可されているアブラキサンのジェネリック医薬品です。
2019年3月6日
2019年2月28日、欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は肯定的な意見を採択し、転移性乳がんおよび非小細胞肺がんの治療を目的とした医薬品パゼニール(Pazenir)の販売承認の付与を推奨しました。
この医薬品の申請者はTevaB.V社です。
NEW:膵臓(すいぞう)の位置と働きがわかるパンキャンジャパンのパンフレット
すい臓がん患者支援団体パンキャンジャパンの「難治性がん克服への挑戦—膵臓(すいぞう)」
~ すい臓がんと告知された患者さんとそのご家族のための新しい3Dパンフレット ~
Video: Yoshi Majima (PanCAN Japan)
■パンキャンジャパンの新しい膵臓の3Dパンフレットの特徴
・特徴1 お腹に当てていただければ膵臓の位置がわかります
・特徴2 膵臓の大きさと色がわかります
・特徴3 膵臓のすぐれた働きをご紹介しています
・特徴4 病気のサインと、早期発見の手立てを解説しています
・特徴5 信頼できる情報をご紹介しています
・特徴6 早期発見で著名な「尾道方式」からのメッセージがあります
2020年12月28日
第Ⅲ相POLO試験結果に基づく承認取得
アストラゼネカとMSDは、リムパーザ錠®(一般名:オラパリブ)について、2020年12月25日付で、「BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵がんにおけるプラチナ系抗がん剤を含む化学療法後の維持療法」の適応症を厚生労働省より承認を取得したと発表しました。
■gBRCA遺伝子変異を有する治癒切除不能な膵がんに対するリムパーザの承認
この適応症に対する承認は、第Ⅲ相POLO試験の結果、gBRCA遺伝子変異を有する転移性膵がん患者さんにおいて、リムパーザがプラセボに比べて、統計的に有意でかつ臨床的に意義のある無憎悪生存期間(PFS)の延長を示したことに基づいています。リムパーザは、この疾患の治療薬として承認された日本で初めてかつ唯一のPARP阻害剤です。
膵がんは、一般的ながんの中でも生存率が最も低いがん種の1つです。2018年には日本で膵がんによる死亡は約4万人に上り、がんによる死因として4番目のがん種となりました。また日本における膵がんの罹患率は世界で5番目に高く、2018年には43,000人が新たに膵がんと診断されています。転移性膵がん患者さんの約5~7%で生殖細胞系列のBRCA遺伝子変異が認められます。
Source: FoundationOneMedicine web site
2020年3月31日、中外製薬株式会社は、すい臓がんを含む固形がんに関連する包括的遺伝子プロファイリング(CGP: comprehensive genomic profiling)を提供する検査として、「FoundationOne Liquid CDx」に関する製造販売承認申請を厚生労働省に行ったと発表しました。
FoundationOne Liquid CDxは、血中に浮遊するがん遺伝子を分析するFDA承認のコンパニオン診断です。このリキッドバイオプシーは、唯一のFDA承認を受けた血液ベースのがん遺伝子パネル検査であり、300を超える遺伝子を同時に解析することができるため、遺伝子検査市場で最も包括的なリキッドバイオプシーとなりました。さらに、このがん遺伝子パネル検査は専門サービスとして、腫瘍変異量(TMB)とマイクロサテライト不安定性(MSI)も解析できるため、すい臓がんのゲノム医療に関する治療の選択肢を絞り込むために活用できます。マイクロサテライト不安定性が高い(MSIーH)患者には、ペンブロリズマブが使用可能で、腫瘍変異量(TMB-H)が高い患者には、チェックポイント阻害剤が使用可能です。
すい臓がんについて優れた研究に贈られる「パンキャン賞」。対象は5分野―「基礎研究賞」(1名)、「臨床研究賞」(1名)、「若手研究者賞」(3名)です。
今年は、パンキャン賞各賞に対し117演題という多数応募を頂きました。日本膵臓学会の選定、厳正なる審査・選定が進められ、今年4月、多くの素晴らしい研究の中から、下記の5つのパンキャン賞の受賞者が決定し、7月14日(金)、第28回日本膵臓学会大会の懇親会において授与されました。
授賞された皆様、おめでとうございます。
希望をつくるすい臓がん研究支援
すい臓がん患者の希望はがん研究から生まれます。みなさまのご寄付が、すい臓がんの特効薬開発に大きく貢献します。 みなさまのがん研究への「投資」が、最終的に「大きな成果として患者に還元される」ことになります。今、できること。がん研究に投資して、力をあわせて、すい臓がんを撲滅しましょう。2018年よりパンキャン賞を受賞した研究者には、米国癌学会すい臓がんスペシャル大会に参加していただき、世界のすい臓がん研究者の研究発表、FaceToFaceの情報交換をしていただくために旅費の助成金を提供する予定です。いくらでも結構です。みなさまのご支援がすい臓がん生存率を改善します。明日のすい臓がん患者のためにご支援ください。
パンキャンジャパンでは、米国パンキャン本部からの情報をもとにして、日本が国際標準治療薬が使えない「ドラッグラグ」問題の解決にむけて政策提言活動を続けてきました。その結果、5年以上かかっていたドラッグラグ問題も最近では2年と短縮されてきましたが、我々の目標は「ドラッグラグ0」です。パンキャン本部ではすい臓がんの「ゲノム医療」をすすめるために米国食品医薬品局(FDA)とともに小人数、しかも2年で結果をだす新しいタイプの治験を用意しています。これを日本で実現するのはハードルが高いと言われています。ドラッグラグ問題がさらに悪化することのないよう、すい臓がんのゲノム医療実現に向けて厚生労働大臣あてに要望活動を進めてまいります。みなさまのご支援をよろしくお願いします。
寄付が使われるのは・・・ 「すい臓がん研究者へのパンキャン賞」
「すい臓がん治療薬のドラッグラグ解決、ゲノム医療実現ための政府提言活動 」
■膵臓がん撲滅基金 こちらから寄付の額を選択してください。 ※個人情報・クレジットカード情報はNorton Securityで安全管理をしています。 |