■ 膵臓がんを含む「がんの10年生存率」が発表されました
[報道] 『 がん患者の10年生存率 国立がん研究センターが公表 』
[報道] JIJI.com 2021年04月27日
「がん10年生存率59.4% 08年診断、初の大規模調査―国立がん研究センター」
国立がん研究センターによる、がんの10年生存率が4月27日に発表されました。
この調査は、2008年にがんと診断された患者約23万8000人を対象としたもので、
10年生存率では初の大規模調査とのことで、
全がんの10年後の生存率が59.4%だったとのことです。
部位別では、前立腺がんが最も高い98.7%。他は乳がん87.5%、大腸がん67.2%、
胃がん66.0%、肺がん34.5%、肝臓がん21.8%などで、膵臓(すいぞう)がんは6.5%でした。
膵臓がんの研究および治療法が進んでおり、10年生存率の推移は、
2018年 5.0%、2019年 5.4%、2020年 6.2%と着実に延びている。
*画像は、NHK報道の「がん患者の10年生存率 国立がん研究センターが公表」から引用致しました。
■ここが見どころ!
2010年には5年生存率が6%だった膵臓がんが、2021年には、10年生存率が6.2%。着実に生存率が延びていることが留意点です。難治性がんの筆頭である膵臓がんは、生存率を伸ばすことは難しく、特に10年生存率を伸ばすことは非常に難しいと言われてきました。今回、日本の膵臓がん患者の10年生存率が僅かですが伸びてきていることは特筆に値します。5年生存率はそれ以上に伸びてきているということですし、3年生存率はさらに良好な伸びを示していることがわかります。日本の膵臓がんの5年生存率も間もなく米国同様に10%を超えることが期待されます。
■掲載記事
●時事.com 「がん10年生存率59.4% 08年診断、初の大規模調査―国立センター」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042700378&g=soc
■この記事は、パンキャンのfacebookでも、詳細が紹介されています。
パンキャン 公式facebook
『[記事] 夕刊フジに膵臓がんについて掲載いただきました』
https://www.facebook.com/pancanjapan/posts/10159433370823578
■関連記事
●NHK「がん患者の10年生存率 国立がん研究センターが公表 」 動画あり
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210427/k10012999831000.html
●国立がん研究センター がん情報サービス
「最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]」
日本の最新がん統計まとめ など
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
ご興味のある方は、ぜひご参照ください。
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